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あけぼのばしノート

目の前のものを観察し、時々ビールを飲めば、世の中の仕組みが見えてくる

原町無線塔跡

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撮影: 2016年4月15日 福島県南相馬市

常磐線原ノ町駅近くの高見公園にある花時計。ここに、原町無線塔と呼ばれる鉄筋コンクリート製のタワーがあった。1921年に完成した磐城無線電信局原町送信所の主塔で、高さは約200m。主塔を中心とした半径400mの円周上に高さ60mの木製の副柱を18本建て、アンテナ線が傘の様に張ってあった。周波数は超長波の20kHz。1927年から1928年にかけて改修が行われ、副柱は200mの鉄製で5本、主塔と副柱の距離は500mになった。

国際通信は超長波から短波に移り、1933年に送信所としての役割を終えた。鉄筋コンクリートの主塔だけが残り、その後も原町市のシンボルだったが、老朽化のため1981年から1982年にかけて解体された。そばにあった説明によると、花時計通路の外周部が無線塔の基底部跡らしい。原町市は、2006年に相馬郡鹿島町小高町と合併して南相馬市になった。

後ろのビルと重なって判り難いが、よく見ると写真の一番右端の切れそうなところに、白く細長い円錐形のタワーが写っている。これは、1982年10月に建てられた高さ約20mの記念塔だ。原町無線塔を10分の1に縮小したもので、憶・原町無線塔という名前が付いている。写真を撮る時には気付かなかったが、偶然写っていた。